TPP11 協定関連法案は、本日(6 月 29 日)、参議院本会議で可決・成立しました。先
に可決・承認された協定本体と合わせ、日本国内の批准手続きを完了したことになります。
TPP11 は、TPP12 以上の不利益を日本の経済・社会にもたらす危険があります。私た
ちは、これまでの院内集会などを通じてさまざまな問題点を指摘し、政府に説明を求めてき
ましたが、なんら説得力のある回答は得られませんでした。国会審議においても、政府は野
党議員の質問に正面から答えず、はぐらかし、ごまかしの答弁を繰り返した末に、わずかな
審議時間で採決を強行しました。国民の声に耳を貸さず、「結論ありき」で暴走する安倍政
権と自民党、公明党、およびその補完勢力に対して、断固として抗議します。
今後も TPP11 の発効阻止をめざして運動を続けることは当然ですが、同時に、日本政府
が TPP をモデルにして進める日欧 EPA、RCEP などのメガ FTA の交渉を監視し、グロー
バル企業優先の条約・協定を阻止する運動もいよいよ重要になっています。
ついては、7 月 11 日にも署名が行われようとしている日欧 EPA を中心テーマに、交渉
の経過や内容の疑問点を質す院内集会を、下記の通り開催いたします。多くのみなさんのご
参加をお願いいたします。
第 10 回 TPPプラス交渉をただす! 院内集会
日 時: 7月5日(木)14:00~17:00
場 所:衆議院第二議員会館第 1 会議室
内 容: ①日欧EPAなどの通商交渉の問題点の共有
②関係省庁(外務・農水・内閣官房)の説明と意見交換
資 料 代: 500 円
よびかけ:TPPプラスを許さない!全国共同行動
《共同事務局》
TPP阻止国民会議(連絡先:山田正彦法律事務所)/フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)
/STOP TPP!!市民アクション(連絡先:全国食健連)
《問い合わせ先》
03-5966-2224(農民連・町田)/03-5289-8222(平和フォーラム・市村)