昨年12月30日にTPP11が、今年2月1日には日欧EPAが発効し、牛肉の輸入が急増するなど、すでにその影響が日本の経済に顕著に表れています。その上に、日米二国間の新たな通商交渉が4月にも始まろうとしています。安倍政権はこれを「物品貿易協定(TAG)」と強弁していますが、米国通商代表部(USTR)は22の交渉分野を明示しており、包括的自由貿易協定(FTA)であることは明らかです。このまま交渉入りすれば、TPP以上の究極の自由化を迫られることは避けられません。グローバル大企業の要求のままに農業や地域経済を売りわたす政治に、国会内外の運動でストップをかけましょう。
ついては、日米FTAの問題点を明らかにするため、鈴木宣弘東大教授のご講演と、政府担当者との意見交換をおもな内容に、下記の通り院内集会を開催いたします。多くのみなさんとの議論を通じて、新たな運動の出発点にしたいと思います。ぜひご参加ください。
第12回院内集会「日米FTA交渉をただす!」
日時:4月23日(火)14:00~17:00
場所:参議院議員会館B-109会議室
内容:【第1部】
14:00~15:00 鈴木宣弘 さん(東京大学教授)講演会
15:00~15:30 各分野から日米貿易交渉の問題点を提起
(農業、食の安全、医療・保険、公共調達、規制改革など)
【第2部】
15:45~17:00 各省庁担当者との意見交換(外務、内閣、農水省など)
資料代: 500円
よびかけ:TPPプラスを許さない!全国共同行動
《共同事務局》
TPP阻止国民会議(連絡先:山田正彦法律事務所)/フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)/STOP TPP!!市民アクション(連絡先:全国食健連)
《問い合わせ先》03-5966-2224(農民連・町田)